甲状腺機能低下症の犬に最適な食事療法用の国産無添加フード
甲状腺機能低下症の愛犬には、高脂肪や消化の悪いタンパク質を含むような食事はNGです。
市販で大量に売られているドッグフードは、人工添加物や高カロリーな糖質・脂質が多くが含まれているものが多いため甲状腺機能低下症の犬の食事には向きません。
このページでは、甲状腺機能低下症になった愛犬の食事療法に安心して与えてあげられるドッグフードや食事の注意点等について、なるべく端的にまとめています。
犬の甲状腺機能低下症|食事療法のフード選びで注意すべきポイント
犬の甲状腺機能低下症の食事療法で、気を付けておかなければいけないポイント4つを、わかりやすくまとめました。
フード選びで絶対に気を付けなければいけないポイントですので、是非覚えておいて下さいね。
1、良質な低脂肪なフード
甲状腺機能低下症になると高脂血の状態になりがちで、食事も低脂肪のものに切り替えてあげる必要がありますが、量を減らしたり単なる低脂肪というだけでも不十分です。
低脂肪でも良質な低脂肪、オメガ3脂肪酸やオメガ6を含むものが良いとされています。
2、高消化のタンパク質などフードの栄養バランス
甲状腺機能低下症にかかると、タンパク質を体の中で生成する力が弱まります。
抜け毛の症状は、この体内のタンパク質が少なくなってしまう事が一つの原因と言われます。
また、代謝トラブルを抱えている状態でもあるので、消化の良いタンパク質を摂取させてあげることが大切です。(熱処理加工されている肉・魚などは良くありません)
3、低カロリー・低糖質なフード
甲状腺機能低下症の犬が肥満気味になってしまうのは、甲状腺の機能が低下して基礎代謝が低下してしまうからです。
肥満になるとそこからまた、糖尿病など別の病気を併発させてしまうリスクがあります
また、高脂血・高血糖などのトラブルから来る病気で、甲状腺機能低下症になる犬も数多くいます。
低カロリー・低糖質の食事で、糖と脂肪をコントロールし、病気が悪化や別の病気が併発するのを避けてあげる必要があります。
4、腸の健康・免疫力キープに配慮したフード
甲状腺機能低下症にかかると、免疫力の低下も見られるようになります。
犬の腸には免疫細胞の70%が集まっていると言われていますが、甲状腺機能低下症の犬は腸の健康にも気を使ってあげる必要があるという事です。
栄養バランスが良く、消化の良いものを与えてあげるとともに、善玉菌をアップさせるβグルカンのようなものも効果的です。
犬の甲状腺機能低下症においては、投薬治療はもちろん、毎日の食事管理が非常に大切です。食事療法をおろそかにしてしまい、市販のフードを今まで通り与えていると、命に係わる事態になりかねません。
犬の甲状腺機能低下症の原因や症状、治療方法などの詳細は、こちらで詳しく書いていますので確認して頂ければと思います。
犬の甲状腺機能低下症・食事療法に適したフードランキング
犬の甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気で、犬にはわりに多い病気のひとつです。少なくなった甲状腺ホルモンを薬として投与する治療法が一般的ですが、投薬と同時に非常に大切になってくるのが、甲状腺機能低下症になった愛犬に対する食事管理です。
栄養代謝のトラブルを抱えている状態でもありますので、食事療法は非常に大事なウェイトを占めるため、犬の甲状腺機能低下症の療法食レシピを勉強し、しっかりとした食事を与えてあげなければいけません。
しかし、飼い主さんが愛犬の食事を手作りで作ってあげるのは大変です。ここでは、犬の甲状腺機能低下症の食事管理がしやすい、最適なドッグフードをご紹介します。愛犬を心配し、食事についてお悩みだった飼い主さんのお役に立てれば幸いです。
・犬の甲状腺機能低下症と併発しやすい、高脂血症・糖尿病・膵炎・クッシング症候群・胆泥症を同時にケアできます。
・肥満解消でダイエットにも効果的です。
・食い付きも良く購入者の95%がリピートしています。
・無料で試せる200gの無料サンプルあり。
価格 |
3kg 7,040円 |
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評価 |
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備考 |
送料無料 定価8,580円(税込)⇒ 7,040円(税込) |
製造から販売まで全て日本国内で行われている純国産の療法食で、利用者の95%がリピートしてる安心フード。
フードに切り替えは少しづつ今のフードに混ぜながら、5日〜7日程度かけて行うとうまくいきます。
甲状腺機能低下症の犬が食べてはならないとされるのは?
甲状腺機能低下症の犬を対象にした食事の注意点を前述しましたが、その反対に控えなけなければならない食事メニューや食品に関してもご説明していこうと思います。
こちらの疾病では、甲状腺ホルモンの分泌量が弱くなり、淡泊質、脂質といった栄養代謝トラブルを内在している状態なので、先に述べた「食事療法のフード選びで注意すべきポイント」を押さえた食事制限を欠かすことが出来ません。
そのことにプラスし、甲状腺ホルモンに悪影響を及ぼす働きのある原料や食べ物がありますので、そういったものを摂取させないということも肝心になってくるのです。先に述べた食事の注目点と組み合わせてごご覧になって下さい。
高脂肪のドッグフードや食事
同疾患では脂質代謝にも不具合を持っています。コレステロール値や中性脂肪値が高値を示し、高脂血症を併発している犬の多いのはそれが理由というわけです。
脂肪分のたくさん肉類だったり、高脂肪なドッグフードや食べ物を食べさせてはいけません。それから、「酸化した脂肪」も懸念要素になっていて、酸化した脂肪は健康に有害成分となることが認識されています。
脂肪の酸化が引き起こされる高温加熱製法に頼っているドッグフードや、高温で加熱調理した脂肪をあげないようにしましょう。他には、低温製法等々で「脂肪の酸化」を阻止しているドッグフードだとしても、開封して酸素に接触することを通して「脂肪の酸化」がスタートするそうなので、緊急に使い果たすか、ジッパーの付帯された袋で密閉保管することをおすすめします。
構成変化(変性)した淡泊質
淡泊質は、高温で加熱されれば「変性」と呼ばれる構成変化が引き起こされます。「変性」した淡泊質は犬の消化を悪くして、栄養成分としての質が大幅に下がります。
例えて言うなら、フレッシュな肉・魚の淡泊質の場合でも、高温加熱処理されてしまうことを通じて「変性」することになるため、栄養代謝の不具合を持っている甲状腺機能低下症の犬においては、際立ってよくないことも確認されています。
多くのドッグフードで採用される高温加熱製法で作られた一般的なドッグフードがこの病気の食事に適さないのはこの為で、低温過熱製法で製造されているということが、甲状腺機能低下症の犬の食事に絶対必要な基準になります。
甲状腺機能低下症の愛犬に食べさせないようにする食品
犬の甲状腺機能低下症の食事やドッグフードで、回避した方が良い栄養成分に関して前述しましたが、食べさせないようにする食品に関してもご案内します。
健康によいからといって、思わず摂取させてしまいそうな食べ物ですので、しっかり記憶しておいて頂くことをお薦めします。
アブラナ科の野菜
白菜・ダイコン・チンゲンサイ・キャベツ・ブロッコリーといったものは、アブラナ科に区分けされる野菜については、大豆食品と一緒で「ゴイトロゲン」という名の成分が入っています。
先に述べたとおり、甲状腺ホルモンの分泌にブレーキをかける成分で、摂取させてはならない食べ物に当てはまります。ですが、これも大豆食品と一緒で、永続的プラスすごい量の摂取によりダメージをもたらすもので、少しの量であれば問題視する程度でもないと聞きます。
といわれるものの、甲状腺のホルモン分泌にブレーキを掛ける成分が含まれているのは確かなので、回避しておく方が手堅いと思われます。
もっと詳しく⇒ 犬 甲状腺機能低下症 キャベツ
大豆系の食品
納豆や豆腐等でお馴染みの大豆食品においては、アブラナ科の野菜同様、「ゴイトロゲン」が含まれており、同じように甲状腺ホルモンの分泌を損なうということが判っています。
しかも、大豆食品にはよく周知されている「イソフラボン」も含有されていますが、これまた甲状腺の機能を抑制します。
その上、甲状腺ホルモンのプロダクトには「ミネラル」が必要に迫られるのですが、大豆食品においてはミネラル分を吸着する作用があるので、これまた回避しないといけない要因のひとつです。
ただし、甲状腺ホルモンに影響が出てしまう相当量と言えば、想像以上に大量に、尚且つ長期間の摂取が必要だということなので、僅かな量であれば悪い影響は出ないと考えても良いと言われています。
とは言うものの、悪影響を及ぼす元凶を宿していることは間違いないので、摂取させないようしておくほうが安心考えられます。
レバー(肝)
肝にも甲状腺ホルモンの分泌にブレーキをかける性質を持つ成分が含まれているらしく、摂取させてはいけない食べ物に当たります。
甲状腺機能低下症の愛犬の食事を手作りする場合の基本レシピ
このページでは、甲状腺機能低下症の食事療法として良質なドッグフードをご紹介していますが、自分で作ってあげたいという飼い主さんもいらっしゃるかと思います。
ここでは食事を手作りする際の注意点や基本的なポイントをご紹介しておきます。
手作りで食事を作る場合、メインとなるのは脂質の少ない魚や肉となります。一般に手に入りやすいもので言うと、胸肉やササミといった鶏肉類と鮮魚、少し高値になりますが馬肉や鹿肉なども良いでしょう。
注意点としては、脂肪の酸化に気を配り、消化の良い状態を保つようにしましょう。
また、感染症にならないよう、低温で茹でるなどの処理をしておいたほうが良いでしょう。
生肉や生魚は感染症になるリスクを含んでいますが、高温処理を長時間行うと脂肪が酸化したり、消化が悪くなってしまうので気を付ける必要があります。
そして、芋類や穀物を適量与えてあげるのもポイントです。
芋はよく蒸すこと、穀物はちゃんと炊飯することで消化が良くなり、腸の善玉菌を増加させる効果が見込めます。
犬の免疫細胞の7割が集中する腸の健康に良いとされています。
緑黄色系の野菜は一見非常に良さそうですが、犬の苦手成分が含まれており緑黄色系の野菜の食物繊維は犬の腸へ負担を与えることが分かっています。
緑黄色系の野菜については控えたほうが良いでしょう。
どうしても与えたい事情があ場合は、しっかりとボイルし、ゆで汁は全部捨てるようにしてください。
また、植物性タンパク質は高脂血や高脂肪に良さそうですが、甲状腺機能低下症の犬に納豆や豆腐などの大豆食品を多量に与えるのは控えるようにしてください。
大豆食品は甲状腺ホルモンに悪影響を与えることが確認されており、多量に摂取させると症状が悪化する可能性があります。
少量の大豆であれば、腸の健康にもタンパク源の補給としてもプラスに働くようですが、リスクをとって与えなくても良いでしょう。
端的にまとめると、甲状腺機能低下症の犬の手作り食は 「簡単にボイルした、脂質や脂身の少ない魚や肉」をメインにして、適量の芋類や穀物、大豆類や緑黄色は与えなくても良いという事です。※少量ならばOK
しかし!食事管理に手作りはおすすめできません!
一応、療法食を手作りする際の基本的なポイントをご紹介しておきましたが、このページでは何故、病気の食事管理にドッグフードをおすすめしているかという理由について説明しておきます。
まず、甲状腺機能低下症の犬の食事を手作りしようと思うと、食材選びやお買い物、調理の時間などで家事や仕事で忙しい飼い主さんの負担が大きくなります。
手間や材料費などのコストを考えると、栄養バランスも考慮され、成分表や原材料などが一目でわかる良質なドッグフードを利用したほうが便利です。
愛情を込めて手作りしてあげたい、そう思ってしっかりと勉強して毎日欠かさず作ってあげられる飼い主さんばかりではないと思います。
中途半端に手作りして万が一レシピが間違っていたり、与える量を誤ってしまったりすると、せっかくの愛情も愛犬の健康に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
最初から無添加や栄養バランスを考えられて開発されたドッグフードであれば、素材や成分もハッキリわかりますし、カロリーについても把握できます。
手作りにかける時間も愛犬と過ごす時間に使う事が出来ます。
あとは、甲状腺機能低下症の犬の食事として一番良いドッグフードを選んであげることが大切です。
補足:鉄分や亜鉛といったミネラル分も大事
犬の甲状腺機能低下症には、「低糖・低脂肪」「良質なタンパク質」「腸の健康で免疫力キープ」「良質な脂肪」などがポイントになりますが、中でも「腸の健康」に役立つのが亜鉛や鉄分といったミネラルです。
免疫細胞やタンパク質生成力が低下している状態を改善していくのに一役かってくれます。
亜鉛は特に甲状腺機能の正常化に役立つので、甲状腺機能低下症の愛犬には与えてあげたい成分の一つです。
亜鉛が多く含まれる食品は、ナッツ類や牡蠣、大豆、玄米、納豆などが挙げられますが、与えすぎてはいけない大豆食品もあるので手作りの場合は注意が必要です。
食事療法におすすめするドッグフードは、このような注意点と大切なポイントも最初から考慮して作られているためオススメなのです。
甲状腺機能低下症の犬の食事にお勧めなフード犬心について
犬の甲状腺機能低下症の食事療法にオススメなの先に紹介した国産無添加療法食である「みらいのドッグフード」と、「犬心 糖&脂コントロール」です。
みらいのドッグフードは、製薬会社が手掛けた「薬膳レシピ」で評判になっていますが、ここでは「犬心」に注目して見たいと思います。
犬心は最初から、甲状腺機能低下症の症状に合わせた病気管理用ドッグフードという形で造られているので、栄養価は勿論の事、低糖や低脂肪、消化の良い良質なタンパク質や免疫力のUPまで考えられているれっきとした本物の療法食なのです。
甲状腺機能低下症だけに限らず、犬の7大トラブルと言われる、クッシング症候群・糖尿病・膵炎・高脂血症・メタボ(肥満)をケア出来る食事療法食なので、「高脂血・高血糖のトラブル」が関係する病気を同時にケアすることが出来ます。
犬の甲状腺機能低下症は「高脂血・高血糖のトラブル」が関わる別の疾患を同時発症する可能性が高く、いっぺんにこれらをケアできる療法食がベストです。
さらに、その反対に他の疾患から甲状腺機能低下症にかかっているケースであっても、「高脂血・高血糖のトラブル」からくるものが多いため、そういった場合でも「犬心 糖&脂コントロール」は効果があります。
また何と言っても、自然原料・手作り製法で作られ、全部が日本国内で提供されいる純日本産の100%無添加で安心の療法食ドッグフードとなります。
犬の7大トラブルをケアする臨床栄養4つの特徴
犬心 糖&脂コントロールが効果を発揮する理由について、4つのポイントがあります。
糖質制限と食物繊維バランスによる血糖値コントロール!
オメガ3/6の良質な低脂肪、脂肪の酸化もOFF!
低カロリーながら高消化タンパク質などの栄養バランスはしっかりと!
善玉菌を増やしβグルカンをプラスした腸の健康で免疫力キープ!
犬心 糖&脂コントロール|評価のまとめ
犬の7大トラブル全ての臨床栄養素をクリアし対処出来る純日本産のドッグフードは現在のところ「犬心 糖&脂コントロール」以外に見当たりません。
販売業者のマッシュルーム・デザイン・スタジオ(大和菌学研究所)は、冬虫夏草やβグルカン豊富な花びら茸などのキノコ製品の販売や研究を行っている会社で、免疫力キープのために犬心に含有されている花びら茸や冬虫夏草などの研究に関しては専門の分野です。
手作り製法や品質への拘りから、市販のお店では出回っておらず公式WEBサイトからの直接販売のみで運営されており、認知度はまだ低いですが、犬の甲状腺機能低下症の食事療法に、犬心を上回る療法食ドッグフードはおそらく無いと思います。
自然素材で生食に近いため、非常に食いつきの良い犬心ですが、万が一の時のために食いつきチェックサービス(無料)が設けられています。※購入者リピート率は95%以上。
全ての犬種に対応していて、愛犬の大きさごとに参考の分量表も準備されていますので、取り敢えずは無料の食いつきチェックサービスでお試しして貰えればと思います。
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犬が甲状腺機能低下症になる原因
甲状腺ホルモンの働きが正常な場合は、「基礎代謝」「心臓機能」「体温」「糖代謝」「タンパク質の活用」「赤血球の生成」「繁殖欲」など、犬の健康状態をサポートする役割を担っています。
甲状腺機能低下症を発症した犬は、これらの働きに異常を抱えた状態にあるというわけです。
それでは、犬が甲状腺機能低下症を発症する原因について、主な3つをご紹介します。
1、ホルモン性質変化の異常
少し専門的ですが、正常な状態の犬の細胞組織は、甲状腺ホルモンが「T4」⇒「T3」へと性質変化し、その機能を発揮するのですが、甲状腺ホルモンの「T4」⇒「T3」への性質変化が上手くされないため甲状腺機能低下症と同じ症状を引き起こします。
薬物やDNA(遺伝子)の性質変化酵素の欠損や薬物の影響ではないかとされています。
また、ごくまれなケースですが、仔犬にも「クレチン病」という、甲状腺機能低下症と同じ症状の病気を発症する場合があります。
2、原発性のもの
甲状腺のトラブルが原因で起こるものを、「原発性の甲状腺機能低下症」と言います。
この、「原発性の甲状腺機能低下症」は、3種類に分類されます。
@腫瘍が引き起こす甲状腺の組織破壊
癌や腫瘍が甲状腺に出来ることにより、甲状腺の組織を破壊するため、正常な働きが出来なくなります。
A自己免疫疾患
リンパ球性の甲状腺炎とも呼ばれるもので、遺伝的、先天的要素が大きいと言われます。
犬種によって甲状腺機能低下症を発症しやすい種に関しては下記のとおりです。
ビーグル、ドーベルマン、グレートデン、ダックスフンド、アイリッシュセター、ミニチュアシュナウザー、、プードル、ゴールデンレトリバー、ボクサーなど。
B突発的な甲状腺の萎縮
正確な原因は判明していないのですが、甲状腺細胞が脂肪に置き換わり、回復の見込めない甲状腺の破壊を引き起こすため、かなり厄介です。
3、続発性のもの
甲状腺ホルモンの分泌指令系にトラブルを起こさせるのが、脳下垂体や視床下部に出来る腫瘍です。
脳下垂体や視床下部に出来る腫瘍は、クッシング症候群などを併発しやすく、逆にクッシング症候群を基礎疾患として甲状腺機能低下症を引き起こす場合もあります。
甲状腺機能低下症になった犬の症状と予防
犬の甲状腺機能低下症の主な症状について解説していきます。
症状@ 元気の喪失・筋力低下
散歩に行きたがらなくなるなど、活動量が減って元気の喪失が見られるようになります。病気がタンパク質を多く奪うため、筋力低下を引き起こすんです。
症状A 毛が抜けて皮膚が見える
擦れやすい首回りやお腹といった部位の脱毛が見られるようになります。
お腹周りの毛が左右対称に脱毛するケースもあり、皮膚病のような色素の沈着が見られるようになり、体温調節が上手くいかず、低体温症になる場合もあります。
症状B 粘液水腫(ねんえきすいしゅ)
顔が浮腫み(むくみ)、皮膚がぶよぶよになり、まぶたが腫れあがります。
症状がここまでくると、かなり重度な状態になっている証拠です。
初期では顔のむくみ程度ですが、犬の甲状腺機能低下症は水分の代謝機能も低下するので、顔にムコ多糖体が蓄積してしまうんです。「ちょっと顔がむくんでない?」、そう思ったらすぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。
犬の甲状腺機能低下症の予防は?|早期発見・早期治療
残念ながら、犬の甲状腺機能低下症に明確な予防方法はないそうです。
早期発見・早期治療が最善策だと言えるので、上記の症状を参考に、愛犬とのコミュニケーションや日頃からしっかりと観察してあげることが大切でしょうね。
もちろん、検診などで定期的に獣医師さんに診てもらっておけば、早期発見にも繋がりますし、愛犬の健康状態を日頃から獣医さんが把握できるので、いざという時の治療もスムーズですもんね。
犬の甲状腺機能低下症への治療方法
麻酔を使うと悪化してしまう甲状腺機能低下症では、外科手術の選択肢はないため、内科的治療と、食事管理によるケアが中心です。
ここでは、通院での投薬治療、そして食事療法の2つについて解説していきます。
1、甲状腺ホルモンの投薬による治療
甲状腺機能低下症にかかった愛犬の治療方法は、分泌低下した甲状腺ホルモンを投与することになります。
一般的には、「L−サイロキシン(T4)」という薬になるそうですが、心臓病や糖尿病を併発している犬には、急激な代謝変化が悪影響する可能性があるため、投与量については、ごく少量からはじめることになるということです。
この投薬治療を行うと、生涯にわたって投薬し続けなければいけませんが、ホルモン値のコントロールが上手く作用すれば、健康な状態で日常生活を送れる可能性は十分にあります。
2、食事療法
犬の甲状腺機能低下症での治療法として重要な役割を果たすのが、この食事療法になります。
前述しましたが、代謝トラブルでタンパク質を生成する力が弱まり、基礎代謝の低下や高脂血、免疫力も弱体化しがちな病気ですから、市販のドッグフードは基本NGだと覚えておいたほうが良いです。
上記で紹介した、「良質な低脂肪」「高消化タンパク質などの栄養バランス」「低カロリー・低糖質」「腸の健康+免疫力キープ」を考慮したフードを選びましょう。
また、犬の甲状腺機能低下症へ一番おすすめなフードはコチラです。
⇒ 「犬心 糖&脂コントロール詳細ページ」
甲状腺機能低下症の犬が併発しやすい合併症
犬の甲状腺機能低下症で併発しやすい合併症について解説します。
甲状腺が委縮したり、自己免疫反応により甲状腺が破壊されてしまうこの病気は、高脂血を伴いやすく、他の病気を誘発したり、逆に他の病気から併発することも多いんです。
併発しやすい犬のクッシング症候群
副腎ホルモンが過剰分泌される病気で、別名を副腎皮質機能亢進症とも言います。
高脂血や高血糖を伴いやすく、甲状腺機能低下症の犬が併発しやすい病気の代表格です。
また、症状が似通っているのも特徴です。
(詳細ページ⇒ 犬のクッシング症候群に適した食事管理)
併発しやすい犬の膵炎
何らかの異常で、膵液が自分の膵臓を消化してしまう病気です。
甲状腺機能低下症の犬が併発しやすい病気のひとつです。
併発しやすい犬の糖尿病
犬の糖尿病は、血糖値が上昇し過ぎてしまい、余分な糖が尿と共に排出される病気で、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足する病気です。
高脂血になりがちな甲状腺機能低下症の犬は、糖尿病を併発するリスクもあります。
癌(ガン)・腫瘍について
出来る部位によって様々な病名がある腫瘍・ガンですが、基礎疾患になりやすいクッシング症候群では、脳下垂体や副腎にできた腫瘍が悪性だったケースは少なくはありません。
甲状腺機能低下症の愛犬でも併発していることは十分に考えられる病気のひとつです。
このページのまとめ
甲状腺機能低下症になった愛犬には、適切な量の投薬治療でのコントロールと、食事療法が非常に大切です。
とくに、飼主さん自身の役割が大きいのが食事療法で、愛犬が元気で長生きする可能性を握っていると言っても過言ではないんです。
手作り食は難し過ぎるので、食事療法にはこの病気に必要なレシピを抑えた、特別療法食が一番おすすめです。
病院食は味気なく、食べてくれないワンちゃんも多いので、愛犬が美味しく食べられるような、食事の楽しみを感じられるフードを選んであげて下さい。
犬の甲状腺機能低下症には「特別療法食SU膵臓用」がおすすめで、「クッシング症候群」「高脂血症」「細菌・ウィルス・寄生虫感染」といった合併症などにも有効です。
国産で完全無添加、犬の甲状腺機能低下症による臨床栄養を踏まえた療法食で、多品種のスーパーキノコによる免疫力サポート作用もおすすめ。
こちらからなら公式直販限定の最安値(40%OFF)定期購入が30日間返金保証付になります。
定期縛りも無いので安心です。
フードに切り替えは少しづつ今の食事に少しづつ混ぜながら、5日〜7日程度かけるのがベスト。